口腔がんの自覚症状でもっとも多いのは口腔内の痛みです。しかし、初期段階では痛みが少ないことが多く、痛みが出てきた時にはすでに進行してしまっていることが多いのが現実です。舌や歯肉の盛り上がり、硬いしこり、なかなか治らない口内炎などの症状には注意が必要です。
特に日本では、先進国で唯一患者数が増え続けており、年間約7000人が口腔がんにかかり、そのうち3000人が死亡しています。アメリカでは年2回の口腔がん検診が義務付けられていますが、日本はまだまだです。だからこそ、積極的に口腔がん検診を受けるようにする必要があるといえるのです。